平成21年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式

2009.11.08

平成21年11月8日(日)午前10時より山形市総合福祉センターにおいて、平成21年市民歯科保健8020運動・歯の長寿表彰式が開催されました。

今年度は、男性102名、女性132名、合計234名の応募があり、70名あまりの受賞者が出席されました。

司会の斎藤専務理事による開会挨拶に続き、逸見副会長より「本日は、8020達成者の歯の超受賞受賞おめでとうございます。我が国は世界で類例のない速さで高齢化社会になり、100歳以上の方が3万6,000人を超え、80歳以上の方は750万人を超えています。平均寿命では、女性は85.99歳、男性は79.19歳と世界一です。しかしながら、一方で老人性認知症や寝たきりのお年寄りが増えていることは、深刻な社会問題となっています。いくら長生きしても『健やかに生きる』ということでなければ意味がありません。平均寿命から、介護年数を引いたものを健康寿命といわれますが、日本人の健康寿命は74.5歳でこれも世界一です。健康寿命と平均寿命の差を縮めることが、健やかな高齢化社会をつくることにつながっていきます。人生80年の時代を健やかに生きるためには、お口の健康は欠かせません。かむことによって唾液が分泌され癌や老化を防ぎ、かたいものをかむことが脳の刺激になるともいわれています。20本以上の歯があればたいていのものはかむことができ、全身の健康の維持、増進につながるという事です。ここにご出席のみなさんは、20本以上の健康な歯を持ち、80歳とは思えないほど若々しく健康な方ばかりです。これからも歯を大事にして、健康で楽しい人生を送って頂きたいと思います。」との挨拶がありました。また、山形市長代理の健康福祉部長伊藤久氏より「このたびは、市民歯科保健8020運動、歯の長寿賞を受賞された234名の皆さん、おめでとうございます。ご自身の健康に気を配りながら、毎日の生活において歯を大切にしてきた努力に敬意を表します。人間として食生活は、欠かせないものであり、年齢に関係なく自分自身の歯でかめることができ、食を楽しむことは、すばらしいことです。山形市でも、健康づくり21をもとに各年代に応じて歯科保健事業に取り組んでいます。受賞者のみなさんは、より一層の健康増進に努めて、健やかに過ごせられますよう、心より御祈り申し上げます。」との市長からの祝辞が披露されました。

峰田理事より審査報告として、「山形市8020運動歯の長寿賞の平成21年度応募総数は男性102名、女性132名の合計234名でした。今年度の最優秀賞には、男性・鈴木義夫さん、女性・小西文子さんが選ばれました。鈴木義夫さんは残存歯が31本で、22本の歯が健全歯です。また、三組のご夫婦が、同時受賞されました。」と報告されました。

引き続き表彰に移り、逸見副会長より受賞者一人一人に表彰状と記念品が贈られました。受賞者を代表して最優秀賞の鈴木さんより「本日は、8020運動歯の長寿賞を頂きまして、心より御礼申し上げます。これも歯科の先生方、歯科衛生士さん達による長年のご指導の賜物と感謝を申し上げます。これからも私達の歯の健康の維持のためにご協力いただきますようお願い申し上げます。」との丁重な謝辞を頂きました。

アトラクションとして、キラキラ会のみなさんに、ヴィヴァルディの「四季」より秋全楽章など4曲を演奏して頂きました。

最後に出席者全員で記念写真を撮影し、無事解散となりました。

今年も8020運動歯の長寿賞に多数ご応募いただきありがとうございました。平成2年から毎年開催している歯の長寿賞は、今年でちょうど20回目を迎えることができました。応募者数は昨年より59名増え、ついに200名の大台を超えることができました。これも会員の先生方の日頃の地域歯科医療に対する努力の成果であると思います。受賞者の皆さんは、80歳を超えていると思えなほど若々しく健康で、歯と全身の健康と関連性をあらためて実感しました。多くの方が、健康で楽しい人生を送るため、今後も更なる8020運動の普及と発展を目指し、努力していかなければならないと思いました。


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