平成18年度市民歯科保健8020運動・歯の長寿賞表彰式

2006.11.05

平成18年11月5日(日)午前10時より霞城公民館において、平成18年度市民歯科保険8020運動・歯の長寿賞表彰式が開催された。

小関理事の司会のもと、逸見副会長の開会に続き、小松会長より「本日は、8020達成者の歯の長寿賞受賞おめでとうございます。我が国は世界で類例のない速さで高齢化社会になり、平均寿命は世界一でありますが、一方で老人性痴呆や寝たきりのお年寄りが増えていることは、深刻な社会問題となっています。健康寿命とは、平均寿命から、介護年数を引いたもので、日本人の健康寿命は、74.5年でこれも世界一です。健康寿命と平均寿命の差を縮めることが健やかな高齢化社会をつくることにつながっていきます。人生80年の時代を健やかに生きるためにはお口の健康は、欠かせません。20本の歯があればたいていのものはかむことができ、自分の歯でかむことが全身の健康維持、増進につながるという事です。かむことによって唾液が分泌され癌や老化を防ぎ、かむことが脳の刺激になるともいわれています。ここに出席のみなさんは、20本以上の健康な歯を持ち、80歳以上とは思えない健康な方ばかりです。これからも健康で楽しい人生を送って頂きたいと思います。」との挨拶があった。また、山形市長代理の健康福祉部長佐藤武氏より、「本日、市民歯科保険8020運動、歯の長寿賞を受賞された145名の皆さんおめでとうございます。毎日の生活おいて歯を大切にしてきた努力に敬意を表します。人間として食生活は、欠かせないものであり、年齢に関係なく自分自信の歯でかめることができ、食をたのしむことは、すばらしいことです。山形市でも、健康づくり山形21をもとに歯科保険事業に取り組んでいます。受賞者のみなさんは、より一層の健康増進に努めて、健やかに過ごせられますよう、心より御祈り申し上げます」との市長からの祝辞が披露された。

峰田理事より審査報告として、「平成2年から毎年開催してましりました歯の長寿賞も今年で17回目を迎えることができました。最初の頃は、50~60名の応募者でしたが、最近では100名を越え、平成18年度の応募総数は男性70名、女性75名の合計145名でした。また今年度の最優秀賞には、男性・笹原三郎さん、女性・石澤正子さんが選ばれました。最優秀賞の笹原三郎さんは残存歯が29本で、21本の歯が健全歯です。石澤正子さんは残存歯が26本で、20本が健全歯です。また、三組の御夫婦が、同時受賞されました。」と報告された。

引き続き表彰に移り、小松会長より受賞者一人一人に表彰状と記念品が贈られ、受賞者を代表して最優秀賞の笹原さんより「本日は、受賞した皆様とともにお招きいただきありがとうございます。歯科医師会長さん、市長さんからのすばらしいお言葉をありがとうございます。今後も歯を大切にして8020を維持できるよう努力していきたいです。」との丁重な謝辞を頂いた。また山形歯科専門学校の鈴木栄三校長先生も今年度受賞し、「歯が丈夫だとよくかめ、しゃべることができます。これも歯科医師や歯科衛生士の言うことをまもってきたおかげです。これからも歯を大事にして、明るく前向きに生きていきたいです。」との挨拶をいただいた。

次いで清水理事より講評として、「受賞者のアンケート結果より、長生きの秘訣・健康法では、運動、仕事、散歩、趣味、規則正しい生活をするなど。食生活で気をつけている事では、腹八文目、塩分を控えめに、バランスよく食べるなど。歯の手入れでは、1日数回磨く人が多く、歯間ブラシを使う、歯の根元を磨く、歯科医院で教わった磨き方で磨くなど。歯と長寿の関係は95%の方が関係あると答え、介護認定は、90%の方が受けて無く、元気で充実した生活を送られていること」等の説明があった。

最後に逸見副会長が閉会後、受賞者全員で記念写真を撮影し、無事解散となった。

今年も多数ご応募いただきありがとうございました。受賞者の皆さんは、とても健康でいきいきした顔をしていました。80歳を超えているとは思えないほご若々しかったです。歯と全身の健康との関連性をあらためて実感しました。健康づくり山形21にも8020の目標値が認定されており、今後更なる8020運動の普及と発展を目指して努力していかなければならないと思いました。


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