平成23年度歯の衛生週間事業報告
今年度も、山形市歯科医師会の依頼を受け、YDV劇団の幼稚園・保育園訪問並びに障がい者福祉施設における無料歯科検診及び歯科保健指導を行いましたので、下記の通り報告します。
 
1.訪問先
(1) 幼稚園・保育園
訪問先
日時
人数
DH数
内容
出羽大谷幼稚園
(漆山)
6/6(月)
10:00-11:30
112名
4名

人形劇・赤染め
歯科保健指導

諏訪幼稚園
(諏訪町)

6/14(火)
10:30-12:00
253名
4名

人形劇・赤染め
歯科保健指導

(2)障がい者福祉施設
訪問先
日時
人数
Dr
DH数
内容

のぞみの家(岩波)
通所39名

6/9(木)
14:30-15:30
35
清水一衛
大沼典男
6名

障がい福祉サービス事業所
無料歯科検診
赤染め、歯科保健指導
※マスコミ取材有り

ワークランドべにばな (城西)
通所50名

6/29(水)
13:30-15:00
39名

菊池敦子
大沼智之

6名

無料歯科検診
赤染め、歯科保健指導

 

2.内容など
(1)幼稚園・保育園
 出羽大谷幼稚園は平成15、20年に、諏訪幼稚園は平成11年に訪問しており、今回は2回目、3回目の訪問でした。
 以前と比べ特に印象に残った事は、ブクブクうがいが出来ない子が随分と多かったことです。「ブクブクと音がでるようにもっと頬を動かして!」とひとりひとり声がけして指導しました。
 年中組だけでなく、年長組の中にも気がかりな子供達がいて、指導後の園長先生のお話の中で「食事が上手に出来ないんです。」に、共通の問題があるのかなと思ったところです。
 最近、子育支援センターから依頼があり、仕上げ磨きや保険指導を実施した時の、ブクブクうがいが上手に出来ない親御さんの姿と重なりました。親子で軟らかい食事をとることが多い、子供達との関わりが減っている、関わり方がわからない、親が忙し過ぎるなども原因として考えられるでしょうか?
 全園児対象の人形劇では、今年も反応が良く熱心に見入る子供達に練習の苦労も報われる思いでした。
 人形劇の内容「フッ素の利用、正しい食生活、歯みがき」が子供達や職員を通して親御さんにも伝わり、これからの子供達の健全な発達に少しでも貢献できたらしあわせです。



(2)障がい者福祉施設
 のぞみの家は平成13、14年訪問、ワークランドべにばなは平成16年訪問しており、こちらも2回、3回目の訪問でした。
 両施設とも比較的若い方が多い施設でした。何事も関心のある親御さんが多い施設と、そうでない施設の差(関心があっても関わる余裕のない場合もあったかもしれません)を実感した訪問でした。
 半数の方が適期的にメンテナンスを受けている施設では、カリエスフリーや治療済みで歯周疾患の問題も少ない方が多いと見受けられました。
 他方、多くの欠損歯やカリエスを持っている方、中程度以上の歯周疾患を患っている方、
機能歯も義歯もなく、どのようにして食べられているのかが心配な方など、ご家族の協力の重要性を改めて実感したところです。
 また、個々に障害の程度の差はありましたが、ほとんどの方は検診と赤染めによるブラッシング指導に協力的で、柔軟な歯科医師の対応も効果的に働き、受けられた皆さんにとって、充実した歯科検診の一日となったようです。
 今回の検診結果が受診に繋がり、将来に渡ってより良い口腔環境を維持、改善できるとこを願っています。
 山形県歯科衛生士会では、今年も新メンバーを迎え、会員の益々の資質向上とチームワークに努めて参りたいと思っております。今後ともご指導ご鞭撻よろしくお願い致します。

山形県歯科衛生士会 理事 渡邊まり子